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ハワイアンジュエリー豆知識
はじめに…
Indian Jewelry のシンボルに色々な意味があり,子供たちへと受け継いでいったように,Hawaiian Jewelry にも近しい人に送るために文字を刻んだりして代々受け継がれていくという伝統があり,今では,色々な国の様々な人達がそれぞれの意味を大切にして,身につけて楽しんだり,デザインを楽しんだりと,楽しみ方は人それぞれですが,できれば意味を理解した上で,身につけて頂ければと思い,このコーナーを設けました。
Hawaiian Jewelry の歴史
ハワイアンジュエリーの歴史は、1862年頃,ハワイ王朝(かの有名なカメハメハ大王が初代)最後の女王リリウオカラニ女王(「アロハ・オエ」の作曲者としても有名)がハワイの精神を表す言葉「ホオマナオマウ(永遠の思い出)」の言葉が刻まれたブレスレットを常に見たつけていたことに遡るとされておりますが,ここで注目すべきことは,17世紀後半に家族や友人など近しい人への愛や思い出の言葉を刻み込んだ「センチメンタル・ジュエリー」がイギリスで流行し,その後,ヴィクトリア女王がアルバート王子死去の際,喪中用のジュエリーとしてセンチメンタル・ジュエリーのようなものを身につけたことにより「ヴィクトリアン・モウニング(mourning)・ジュエリー(哀悼用のジュエリー)」として再び流行したとされています。このとき,アルバート王子の死後3年間に渡り,黒がガーニッシュされた「ヴィクトリアン・モウニング・ジュエリー」だけを宮廷内で着用するが認められていたため,イギリス王室と関係が深かったハワイ王室もこれに影響を受け,リリウオカラニ女王が前述のブレスレットを身につけたことに端を発したと言われています。
このような経歴を経て,親から子供へと代々受け継がれるという意味から「ハワイアン・エアルーム(Heirloom)・ジュエリー」と呼ばれています。今では結婚・誕生日・卒業の記念品,または恋人同士の贈り物としてハワイアンジュエリーの位置付けが確立されています。
JEWELRYに刻まれているMotifについて
Hawaiian は Indian ほどにはジュエリーに刻まれたモチーフ(シンボル)の意味が豊富ではありませんが,同じアメリカ合衆国の州として,かたや自然と対峙し,常に身の危険を案じ,迫害され続けてきたIndian,それとは逆に,おそらくは国(島)自体がオアシスとしてのステータスを確立され,守られ続けてきたHawaiianとの生活様式の違いから来るものかもしれませんが,インディアンジュエリーには,苦悩・希望・生命・守護そして家族(部族)愛など現実的な願望を表すものが多く,ハワイアンジュエリーにはメルヘンチックな意味合いをもつものが多いようです。
HONU
HONUは海亀のことで,幸運を運んでくる「海の守り神」「幸運の象徴」「家族の守り神」「安全や平和」。
IKAIKA
イカをモチーフしたアーマーのことで,「勇気」。
Haibisukasu
神に捧げる花
Scroll
波のことで,「永遠に途切れない二人の関係」を意味します。(当ホームページではWaveと表現しております。)
Maile
葉っぱだけのグリーン・レイに使われる葉のことで,マイレのレイは、フラの神様「ラカ」に捧げられたといわれ、神が宿るとされています。 結婚式では,新郎と新婦の手をマイレのレイで結びます。これは 「神聖なる結びつき」を意味します。
レイについて……
“マイレ・レイ” Maile Lei(主に花婿が使用する)
このレイは輪っかにしないで,首から提げるのが特徴です。州花のハイビスカスやピカケを編み込んで使用することもあります。
“ピカケ・レイ” Pikake Lei(主に花嫁が使用する)
白いジャスミンの花が孔雀(ハワイ語で「ピカケ」という)の羽根に似ていることからジャスミンのことをピカケという説があります。ピカケ・レイはこのジャスミンの花のつぼみで作ります。秋、冬にはジャスミンは咲かないので他の花を使用します。このレイは女性への贈り物ですが,贈る本数によって意味がかわってくるそうです。因みに,1~2本で「友情」,3~4本で「恋」,5~6本で「告白」,6本以上で「求婚」の意味になります。
“プルメリア・レイ” Plumeria Lei
とてもポピュラーなレイのひとつです。
ハワイ語
モチーフとは別にハワイ語をエナメル文字やレイズドで,カットして贈り物にするのが,元来のハワイアンジュエリーのようです。よく目にする“KUUIPO”などは,その一例です。下記表を参考に意味をご理解のうえ,ハワイアンジュエリーをご購入するのも,楽しいかと思います。
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