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Route 66 のビデオ&TV

第  3  回 放 送

 3日目 
■ ルート66走破の2日目
★ミズーリ州セントルイス出発

 3回目の放送はリリーフランキーとの対談シーンから始まる。セントルイスを8:00AMに出発。大通りに出て正面にそびえ立つアーチ状の建造物がセントルイスのランドマークとして有名な“Gateway Arch”。だが,この道が通行止めになっていたためUターンして迂回することになる。
 その先で,出くわしたのが,11:00から始まるという「ベテランズ・デー (Veterans Day)」という「アメリカに貢献した退役軍人を讃える日」のパレード。山ぴーが話しかけた年輩のバイカーの話では300〜400台のハーレーや車が集まりパレードをすると言う。
 パレードを見終わり,走り出すと窓越しにはセントルイスの至る所から拝めるという“Gateway Arch” が顔を出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  
Gateway Arch の巨大なアーチは展望台に登ることもできる


 595km地点,ガソリンの残量が気になり出した。
 旅の始めに言っていた「ガス欠だけはしたくない」という心配が心をよぎる.走れど走れどガソリンスタンドが見つからない……

 ここで,リリーフランキーとの対談シーンへ移る。
 ここでの対談で,アメリカは危険なところが多いけど大丈夫か,とか,ホテルが汚くて困った,と言うような会話をしていましたが,この会話でルート66を走るのを断念されては困るので,一言付け足させていただきます。まず,危険かと言うことですが,ルート66沿いの街の人たちは,とてもフランクで,優しい人ばかりです。確かに一部栄えた街の繁華街などへ行くと治安の悪いところもありますが,普通に日があるうちの行動をしていれば,事件に巻き込まれるようなことはありません。次に宿ですが,汚い宿というのは,一泊20ドル〜35ドルくらいで止まれるホテルのことで,ベストウエスタンホテルやスーパーエイトという大きなチェーンホテルへステイすれば,そこそこリーズナブルでそこそこ快適な宿泊ができますので,ご安心を……

 画面は再び,スタンド探しのシーンへ戻ります。とうとう,メーターがエンプティを指し,焦る山ぴー!! 思わずスタンドの場所を人に尋ねます。
 やっと見つけたスタンドで給油をし,スタンドに併設されているコンビニで1.39ドルのホットドッグを買いほおばる山ぴー。日本でも最近目に付くようになったが,アメリカではほとんどのスタンドがコンビニと併設されています。

 スタンドについても一言付け加えておくと,最初に山ぴーが半分になったらスタンドへ寄ると言っていましたが,これはトイレを借りる面からも賢明な選択です。それでも,いざというとき(ガス欠しそうなとき)はハイウェイの出口へ向かいましょう。そこへ行けば必ずスタンドがあります。山ぴーのようにルート66をひたすら進んでしまうと,ハラハラ,ドキドキしてしまうことになります。これを踏まえ,安心してルート66の旅を楽しんで下さい。

 ガソリンも満タンになり,走り出し,642km地点を通過。
 サンセット間近のひたすら真っ直ぐのびるハイウェイ沿いのルート66を走り抜ける。
 このときに見えるのが,ジェットコースターの線路のように前後に起伏しながら真っ直ぐに伸びる道路。これを文字通り「ローラーコースター」といい,ミズリー州のルート66を走る上では見逃せないポイントとなる。

  

 

 

 

 

 

 

 

 


このようなうねった道が多くありローラーコースターと言われている


 795km地点を通過し,画面は8:20PMの夜道へ移る。940km地点のジョプリンでチャペルのような可愛いモーテルを見つけ宿をとる。ファンシーな部屋にご満悦の山ぴーであった……以下次週

Trivia(Route66 を知るための雑知識)

◆Chain Of Rocks Bridge
 山ぴーの旅はただひたすら走る旅となっているため,ルート66に点在する数々の歴史を語るランドマークが出てこないので,少しづつですが,ここTrivia のコーナーで紹介していきたいと思います。

 このチェイン・オブ・ロックス・ブリッジというのは,山ぴーが前日の夜にイリノイ州からミズリー州への州越えのときに渡った橋の左手にある橋で,現在でも旧ルート66の橋として保存されています。この橋は徒歩でしか渡ることができません。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イリノイ州側からの入口

  

 

 

 

 

 

 

 


橋の中腹にある休憩所の看板

  

 

 

 

 

 

 

 


橋の中腹にあるサインボードを貼り付けたベンチ


◆Ted Drewes Frozen Custard 
 セントルイスから少し行くと「テッド・ドリューズ・フローズン・カスタード」という有名なアイスクリーム屋さんがあります。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昔からの変わらぬ味を堪能できる超人気店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  
店員がこのようにアイスを逆さにしてビックリさせます。

 

 写真のようにカップアイスを店員のまねをして逆さにしたら,悲しいことにアイスが路面にポトリッ!! 真似はやめましょう!!
 でも,そんなお客が多いらしくて,理由を言ったら新しいものをサービスしてくれました。優しいお店です。

◆Munger Moss Motel 
 ルート66が繁栄していた頃から経営されているレバノンにあるモーテル。優しいオーナーさんが迎えてくれます。
 ルート66を旅する目的は人それぞれありますが,特に多いのがこのような看板の写真を撮り歩く人。この看板はルート66の保存協会でも保存指定されている看板です。当時はこの手の看板が流行し,ルート66を旅しているとこの手の看板がとても目に付いたそうです。この手の看板の元祖となったのがこのホテルとスプリングフィールドにある「Rest Haven Court Motel」の看板です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
Munger Moss Motel の外観

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  
Munger Moss Motel の歴史ある看板

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Rest Haven Court Motel の看板


◆Halltown 
 スプリングフィールドから少し走るとホールタウンという街がある。この街には“Whitehall Mercantile”という名のアンティークショップと,“Gay Parita Sinclair Station”というガスステーションがあります。アンティークショップはオーナーもアンティークでヨロヨロしていますが,当時から頑張っている名物おじいちゃんです。シンクリアー・ステーションのオーナーのゲーリー・ターナーさんも話し好きの優しいおじいちゃんです。山ぴーが会話した人たちのように,ルート66の旅人には外すことのできない,「ふれあい」を持てる名物ルート66偉人の二人です。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アンティークショップのWhitehall Mercantile

 

 

 

 

 

 

 

 


  
ルート66の生き字引ゲーリーさんの Gay Parita Sinclair Station


◆Carthage 
 カーセージという街には,とても有名な“Route 66 Drive-in Theatre”というドライブインシアターがあります。現在も営業している貴重なドライブインシアターですが,季節営業になります。ここの看板は,ブリキ看板などでも使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
伝統あるドライブインシアター


◆Joplin 
 ジョプリンという街は,ミズリー州最後の街で,すぐ隣はルート66三つ目の州,カンザス州のガレナという街になります。
 ルート66の旅をするときに,一番してしまう失敗は距離の長さにびびり,最初の州を急ぎすぎてしまうことです。山ぴーもその例外では無かったようです。
 ただ,山ぴーのホームページの写真を見たところ,この先ルート66を外れて,世界一美しいサンセットとサンライズが拝めるモニュメントバレーなどにも立ち寄るようなので,2週間のスケジュールでは仕方ないと思いますが……
 イリノイ州にもミズリー州にもまだまだ,沢山のランドマークがあります。
 美味しいホットドッグやチキンの名店,当時のルート66の配線になってしまった道や橋,そして,いまだに残されているボロボロの建物や看板等々……
 もし,ルート66へ行かれるときは,見落としの無いよう綿密なスケジュールを立てましょう!!

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