Route 66 の映画

ルート66ロードムービーの代表作 !!

■ トリビア

 1988年アカデミー賞主要4部門受賞(作品賞/監督賞/主演男優賞:ダスティン・ホフマン/オリジナル脚本賞)
<ストーリー>
 事業に失敗して破産寸前のチャーリーのもとに、絶縁状態だった父親からの訃報が届く。帰郷した彼は、父の遺産が匿名の受益者に贈られると聞きショックを受ける。その受益者とはチャーリーがその存在さえ知らなかった自閉症の兄レイモンドだった……。
<キャスト>
レイモンド…ダスティン・ホフマン
チャーリー…トム・クルーズ
スザンナ…バレリア・ゴリノ

■ 勝手気ままなレビュー
 この頃,自閉症と言う言葉は聞いていたが,その症状をただの痴呆症かと思っていた私にとってこの映画は心に何かを投げかけてくれました。
 レイ(レイモンド)を見ていると天才過ぎる分,正常でなければいけないものが欠けてしまうという,周りから見たら異常とも思える行動に目が点になってしまうチャーリー……。
 レイと一緒に旅をしていくうちに自分と父親,そして父の死により突然現れた兄への不満が真実を知ることにより本物の家族愛へと変わっていく姿と,美しい心を持つ恋人スザンナの心の移り変わりを旨く描写した素晴らしい映画です。
 そして,何より素晴らしいのはこのロードムービーがルート66を旅する点にあることは言うまでもありません。
 それでは,チャーリーとレイの足取りをおってみることにしましょう。
 オープニングはカリフォルニア州ロスアンジェルスの海岸地区の街サンペドロ(San Pedro)から始まり,今では有名となったカリフォルニア州で一番人気のリゾート地パーム・スプリングス(Palm Springs)へチャーリーとスザンナは出かけるが,あまり楽しくない様子…。そこで父の訃報を聞いたチャーリーが目指したのはオハイオ州シンシナティ(Cincinnati)にある父の住んでいた街である。この街にあるWallbrookという病院に兄のレイがいる。
 ここで,チャーリーが遺産分けとして父からもらった車がルート66を走ることになる1949年型ビューイック・ロードマスターのコンバーチブルで,当時8,095台の限定生産で直列8気筒,「ファイヤーボール・エイト」エンジンをつんだ世界初のダイナフロー(オート)トランスミッションである。
 兄レイの素晴らしい記憶力は今までに起こった飛行機やハイウェイでの事故を事細かく覚えており,危ないからと言ってテコでも乗らないのが我々ルート66フリークには幸いし,3時間でロスまで帰りたいチャーリーは一般道でのロスまでのドライブを余儀なくさせられるのであった。(詳細は映画を見てね!!)
 その晩はミズリー州のハネムーン・ヘブン・モーテル(Hanemoon Haven Motel)に宿泊しているので,シンシナティからはハイウェイの事故現場(レイがハイウェイは危険と言ってそこから一般道を走るはめになる)まではI-70を使いセントルイスからミズリー州へ入ったのではないかと思われる(勝手に私が思っただけ…)
 因みにこのホテルは架空であるらしく,実際はインディアナ州メタモラ(Metamora)のUS52沿いにあるHearthstone Inn & Cabinsというモーテルだったそうです。
 レイが横断歩道の途中で信号が変わりその場で立ちつくしてしまっ

た街がオクラホマ州のオクラホマ・シティ(Oklahoma City)と言わ

れているが,実際はオクラホマ・シティから北へ20マイルほど行った

Guthrieという街のS Division St & E Oklahoma Aveの交差点らしい。

(左の白文字をクリックしてグーグルで確認してみて下さい。)そこ

で,精神科医にレイを見てもらっている。
 次に宿泊したホテルがオクラホマ州のエル・レノ(El Reno)にあった「Big 8 Motel」。あったと書いたのは今はもうこのホテルは残念なことに実在しないからである。
 このホテルでチャーリーは始めてレイを兄として実感し,心を通い合わせる事になる。(詳細は映画を見てね!!)
 この記念すべきホテルはその後 Big 8 Motel から Deluxe Inn に変わり,悲しいことに今は廃墟となってしまっている。当然下の写真の看板も今は見ることができない。
 








 

 

 

 

 

 


 そして,ニューメキシコ州アルバカーキーのコインランドリーでチャーリーは,電話口で今ツクムカリ(Tucumcari)にいると言っていたが,アルバカーキーは東からくるとツクムカリの先になるので,勘違いしていると言うことが分かる。 
 次にいきなり,ラスベガスのネオンが出てくるが急いでロスへ帰ろうという人が,ルート66から外れてラスベガスへ行くとは思えないので,これは撮影上の前振りと思って間違いないだろう。
 その後,何故かアリゾナ州のジョセフ・シティ(Joseph City)のドライブ・インへ戻っているのが,ストーリー的には強引すぎるところだが,このジョセフ・シティこそ,ルート66のランドマークとしてはあまりにも有名な「Here It is」の「ジャック・ラビット」がある街である。チラリとでも看板を写してくれたらもっと66erの間で語り継がれる映画になっていただろう。残念(>_<)
 話を戻そう。このドライブ・インで,チャーリーは始めてレイの才能というか凄さに気付く。レイの記憶力を利用してベガスで一発あてようと,ここからまた,ベガスへ引き返すのであった。(詳細は映画を見てね!!)
 この後は,ロスアンジェルスへ帰って,感動のシーンを堪能したらエンディングとなります。(詳細は是非是非映画を見てね!!)

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